拍手ありがとうございました!

今回の拍手お礼はkrkむっくん夢です*゚


おなまえどうぞっ














だいぶ前、部活が終わって寮に帰るときだった。私の隣を歩くむっくんは、いつもみたく沢山のお菓子を抱えてた。


それを買ったとき、お店のひとが飴をひとつ、おまけしてくれたらしい。
隣に並んで歩いてた私は、いっぱい食べるなぁなんて思ってむっくんを見上げてた。

そしたらむっくん、そのおまけの飴を、私にくれたんだ。
いちごみるく味の飴玉で、なんかなまえちんっぽいからあげるーなんて、いつもののんびりした口調で言われて。


むっくんにとってはほんとうに些細なことだったんだろうけど、片想いしてる私からしたら、すごくすごく嬉しいできごとで。

むっくんがくれたいちごみるく味の飴玉、もったいなくて食べれなくて、ずっと大事に持ってた。そしたら……。



「……飴玉が溶けちゃうなんて聞いてないよ」

「えー、なまえちん、飴ちんが喋るわけないじゃーん」



今日も大量のお菓子を消費するむっくんからのひとこと。もちろん飴ちんは喋りません。(飴ちん言うむっくんかわいいなぁ)


大切にポーチに入れてたら、消費期限のとっくに過ぎたいちごみるくは溶けちゃった。小さなビニール包装のなかに見るも無惨なスライムと化してる。
溶けちゃうくらいなら、すぐに食べればよかった。



「なーになまえちん、そんなにショックだったの?」

「うん……」

「そんなに飴ちんすきだったー?」



ボリボリボリボリ。まいう棒をかじるむっくんの音が、隣の高いとこから聞こえてくる。


うん、飴玉自体はあんまりすきじゃないんだけどね、



「……むっくんがくれたから、食べるのもったいなかったんだもん……」



はぁ、とひとつため息を落とす。こんなお砂糖スライムになっちゃった飴は流石に食べれないよね。

ボリボリ、むっくんの口許の音がやんだ。

不思議に思ってほぼ真上を見上げると、むっくんのいつもの眠たげな目と視線が交わった。



「……そんなこと言って、食べない方がもったいないでしょ」

「う、た、確かに……」



手のなかの、もはやキャンディなんて言えない物体に視線を落とす。捨てちゃうのももったいないなんて、私、どれだけむっくんのことすきなの。

ぎゅうっと噛み締めた唇に、何かが触れた。



「!?」

なまえちん、あーん、して?」

「あ、あーん……?」

「ん。よくできましたー」



イイコイイコ、と頭を撫でてくれるむっくん。
唇に押し付けられていたのはどうやら飴玉のようで、すぐに甘い味で口のなかがいっぱいになった。

あ、これ、いちごみるく。
舌でころりと飴玉を転がす。

すっと横から伸びてきたむっくんの長い指が、私の手のなかのあのいちごみるくをさらっていった。



「あっ」



私がそんな声をあげている間に、むっくんは小さな包装を破って、ねちょねちょする中身を歯で挟んで、お砂糖の塊としかいいようがない飴玉を口内におさめてしまった!



「ん、甘ぁ」

「むっくん!消費期限!」

「へーきへーき、俺、丈夫だし」



慌てて止めようとするけど、むっくんの身長208cmに私が届くはずもなく。あっと言う間にガリガリと飴玉(何度も言うけど溶けてお砂糖スライムになったやつ!)を噛み砕いて、燕下してしまった。

へいきとか言う問題じゃないよむっくん!



「何で食べなかったのかはよくわかんないけど」



だからね、大事にしすぎて食べなかったんだよ。



「お菓子なら俺、いっぱい持ってるし。またあげるー」



はいどーぞ。
そう言って手渡されたのは、またしてもいちごみるくの飴玉だった。





いちごみるくきゃんでぃ
(むっくんもいちごみるくとか食べるんだね)
(え?俺食べないけど)
(え?じゃあこれは?)
(今日ねー、なまえちん用に買ってきたー)





拍手ありがとうございました(*´∀`*)






[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ