haco

□侵食されていくplanet
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──────────……翌日







「美弦、大丈夫かな…」









「確かに。昨日も相当、無理してる感じだったし…」








彩と史奈は、昨日の美弦へのイジメの件について話をしていた。









と、そこへ……








「「おはよーっ!!」」








「おはようっ!! ……って、どうしたのそれ!?」








有里と珠里が体をびしょびしょに濡らした姿で教室へ入ってきた。








そんな2人に史奈は、タオルを渡す。








「はい、2人とも。何が起きた?」







「ありがとなっ!! それがさーっ!!」







「校内入った直後に上から大量の水があたしたちに降り注いできた」








「えっ!? 大変だったね…!?」







「2人とも、どうするの?? その服」








「あたしは、着替えなくてもいける程度にしか濡れてないけど、珠里が…」







確かに有里の言う通り、有里より珠里の方が酷い。







「気を抜いちゃダメだなっ!!」








「体操服で授業、受ける?」








「いや、こんなこともあろうかとスペアの制服を学校に置いてたんだっ!!」








「珠里、こんなこともあろうかと、って?」








「こうなることを予想してたってこと??」







3人の顔が険しくなっていく。








「美弦が昨日、被害に合っただろ?だったら次は、うちらだろって」








「それって…」








「つまり、男バスに一番近い美弦が被害に合ったんだから次はあたしらが狙われてもおかしくないってことだよ」








「そんな…っ!!」







「まぁ、そういうことだな」








このままでは、ヤバい。何とかしなければ、そう思う4人だった。
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