haco

□謎の少女たち
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「お久しぶりです、美弦さん。 それに無色の帝王のみなさんも…」







突然現れた黒子に目を見開く4人はすぐに我に返り、黒子に視線を移した。







「まさか、ここで会うとは…」








「有里さん、お久しぶりです」







「…久しぶり、テツヤ」







「珠里、史奈、美弦!有里さんがデレ…っ!」







「……彩。 あたしが何て?」







「誠に申し訳ありませんでした」







彩の後ろでお腹を抱えて笑っている珠里と史奈を横目に有里は軽く息を吐いた。そして、美弦と黒子の腕を掴む。






「ちょっ、有里……っ!?」







「なっ、何ですか…?」






「詳しい話はとりあえず後で!!今は教室に急いで行かないとね!」








近くにあった時計を見てみると、チャイムが鳴る5分前だった。







「彩、珠里、史奈!!」






「え?」





「何で、有里たち走ってんの?」






「さぁ? 急ぎの用事かな?」







この時、有里と黒子と美弦は






「「「あの3人、馬鹿(だ)(ですね)」」」







そう思ったらしい。
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