haco

□恋心と一目惚れ
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「あー…っと、なんでしょうか?」






ケロッとした顔をしている珠里。おそらく何を尋ねられるかは想像できているようだ。








「お前らが…お前ら5人が、あの女バス最強と言われている無色の帝王で間違いないんだな?」







思わず5人の視線があう。そして有里が口を開いた。







「…はい。でも隠していたつもりはなかったんです」







「しかも私達はその名を捨てたようなもので、気持ちを入れ替えようと、再びバスケを始めたんです!」







「無色の帝王…聞いたことはあったけど、まさかあなた達だったとはね。通りで異常に強いと思ったわ!」







「えへへ…ありがとうございます!」







5人が無色の帝王とバレたところで少しはざわめきはあったが今まで通り接してくれる先輩方に感謝しつつ、練習は再開されたのであった。







「あ、言い忘れてたけど明日、男子は海常との練習試合が入ったわ!」






5人がメニューを終え、片付けをしているときにリコがやってきた。







「海常…って、涼太のとこですね!」







「練習試合!?いいなー!」







「でもバスの関係で席が2つしか空いてなくて…ごめんなさいね。最高、2人までしか乗れないのよ」






次からはみんな乗れるようにするわ、とリコが申し訳なさそうに付け足す。







「2人かー…どうする?」






「…あっ明日、ちょっと都合あってお休みしますー!」







「そうなのか?じゃあ、残り、誰が行く?」







4人が顔を見渡しあう。そして、









「「「「ジャーンケーンポーン!!」」」」
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