haco
□恋心と一目惚れ
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「「いってらっしゃーい！！」」
2人が男バスメンバー＋珠里・美弦の乗っているバスに大きく手を振る。
昨日のじゃんけんにより負けてしまった2人は体育館でいつも通り練習である。
「あーあ、行っちゃったね」
「うん！でも…あの2人大丈夫かな。昨日はいつも通りだったけど、あんなに揉めたばっかりだしな…」
じゃんけんに勝った珠里と美弦は、そのときは何事もなさげにしていたが、内心気まずかったのではないかと思われる。
「どうだろ…まぁ、なんとかなるでしょ！さて、私達は練習しよっか！」
「そうだね！と、言っても2人だからねー、今日は軽くして切り上げよう！」
「いえーい！じゃあ帰りにごはん食べに行こーう！」
「いいね、いいねーっ！」
こうしてお留守番組の2人は練習を始めるのであった。
その頃………
「さて…行きますか」
史奈は、3ヶ月に一度、まだ病院通いをしていることは他の4人には言えない。完治はしているものの、バスケを続けている以上、足への負担は減ることはない。
「ことりに会えるといいなー…！」
鼻歌を歌いながら力強くスニーカーの紐をくくる。
傷跡を隠すようにサポーターをつけ、史奈は病院へ向かうのだった。