shortstory2
□天馬は俺の下僕だから。
1ページ/2ページ
・
「…あっ…先、ぱっ…!」
クチュ…チュク…
「んぁっ…ふぁ…」
俺は霧野先輩に堕ちた。
ー三日前ー
俺は霧野先輩に誘われて先輩の家に行ってた。
あの時、行かなければあんな事が無かった筈だったのに。
「せ…先輩?」
「なあ、天馬…」
先輩は俺を押し倒し、俺に顔を近づく。
よく見ると、先輩の目だけ笑っていなくて、あとは笑っている。
俺は一瞬、ゾクッと感じた。
いつもの霧野先輩じゃない。
これは…悪魔が取り付いた霧野先輩。
先輩はこういった。
「今日からお前は、俺の下僕だ」
嫌な予感しか無かった。
いつもの霧野先輩ならこんな言葉なんて言わない筈なのに。
何故霧野先輩がこうなったのか、俺には全く理解が出来なかった。
もう、元の霧野先輩に戻らないかもしれない。
そう思った。
・
「んんっ…あっ…ら、めぇ…っ」
先輩は、俺の自身のモノを攻め始めた。
俺の頭が快楽によって真っ白になりかける。
もう嫌だ。
今の霧野先輩が怖すぎて抵抗も逆える事も出来ない。
今は今の霧野先輩に求めるしかない。
本当は嫌なのに、身体だけは嫌じゃない。
どうしよう…もう完全に受け入れてる証拠だ。
今の霧野先輩が嫌なのに。
・
「ああっ!もう、イッちゃう…っ!」
「イケよ…俺も限界なんだ。一緒にイこうぜ…っ」
今、霧野先輩に繋がられている状態。
どうしよう…このまま先輩とイッちゃったら、先輩と繋がった事になっちゃう…
俺の思いを否定したいと思ったけど、俺の身体はもうイキかけていたという事で。
「あっ…あっ…あああぁぁぁっ!」
「くっ…うっ…!」
そして俺と先輩は、呆れなく同時に果てた。
・
あぁ、もう俺は今の霧野先輩に繋がれたんだ…。
ーBAD ENDー