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□好きって…
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金色の髪に青い瞳が日に照らされて輝く。
その光景に目を奪われていた。
日本人の僕には、アメリカの全てが眩しくてついていけないくらいだけど、ワトソン君は違った。
何よりも眩しい。だけど置いていくなんてしない。
僕の中の、何よりも綺麗だ。
「金子くん、どうしたの?」
「いえ、何もないです」
「急に立ち止まったじゃないか」
「…眩しかったんです」
貴方が…とは言えない。
貴方が好きって言っても受け止めてくれない。
「ワトソン君」
「何?」
「僕のことどう思ってますか?」