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□時の中描いた未来
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「ねぇ、ケンさん」
俺の恩師、れきしハカセの研究所に出入りしている少年、岡山太一。
子供だがどこか影を感じ他人とは違って見える。
「ケンさんがタイムスリップの方法わかったからハカセもタイムマシン作れたじゃん」
「まぁハカセには恩はあるしな」
高三のころ、タイムスリップの方法を知った俺を最初に信じたのはれきしハカセである。
タイムマシン作成に協力することに後々なり俺も研究所に出入りしている。そして太一と出逢った。
「何故お前はここに来てる?」
「やっぱ歴史好きだからかな」
やはり本心見せたがらないように見える。
「…お前、あまり自分のことを話さないだろう?」
「え?なんで?」
「自覚してないだけみたいだが」
「そう?でもあんまりケンさんに話すことないよ。あ、でも聞きたいことならあるよ」
「なんだ?」
「タイムスリップの仕方。ハカセには話したよね?」
「あれはマシン開発のために教えた。ハカセは危険性を理解してるから、悪用する気か?」
「違うよ、悪用って何?」
「そうだな…歴史を変えるとかな。現在や未来に影響を与えてしまうからな」
「やっぱり教科書通りじゃないと駄目なの?」
「ああ…」
俺は今まで時は超えても歴史に傷をつける真似はしなかった。
ハカセと話した、タイムスリップの力で歴史を変えたりしてはいけないと。
「だから教えないの?」
「もちろんだ」
「歴史の悪役を生かしたりも駄目?」
「どうだろうな」
誰が教えるか、お前の意図はハカセから聞いている。
蘇我入鹿暗殺を止めようとしているだろう、と
.
れきしハカセはケンだけ若者だけどタイムスリップの方法発見したから一目置いてる、実は高校時代のケンの学校の日本史教師だったり…
太一くんも将来的に日本史教師兼ハカセになって欲しいです。
歴史を変えようとする太一くんを止めるのはケンの仕事です