永遠の鐘 NARUTO

□十一の巻
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中忍選抜試験当日。


観客達の声が会場全体にひびきわたる。


私達はその真ん中にいる。



「試合前に、少し言っとくことがある。これを見ろ!」



そういって目の前にだされたのはトーナメント表。


私のところは別になにも変わってないのですぐに目線をそらす。



「少々トーナメントで変更があった。自分が誰とあたるか、もう一度確認しとけ」



そういわれたのでもう一度見てみる。

やっぱり私のところに変更はない。



「そーいえばサスケがいないね」
「あのさ!あのさ!」
「何だ?」



ナルトが便乗するように発言した。



「サスケがまだ来てねーんだけど、どーすんの?」
「自分の試合までに到着しない場合、不戦敗とする!」



自分の試合までか…。


ならもうちょっと寝ててもよかったかな…。



「いいかてめーら。これが最後の試験だ。地形は違うがルールは予選と一緒で一切なし。どちらか一方が死ぬか負けを認めるまでだ。ただしオレが勝負が着いたと判断したら、そこで試合はとめる…。わかったな……」



緊張した空気になる。


私も緊張の糸をはりつめる。



そんな中、この空気をぶちこわすような発言が聞こえた。



「なら、相手を殺す気でいってもいいってことー!?」



なんとも物騒な発言だ。



「まあ、そうなるな」
「姉さま!」
「……はい」
「試験管に止められる前に姉様を殺るから。一瞬で姉様はあの世逝きだから!」



こんな言葉も笑顔でいう。


これで悪気がないのだから尚更悪い。



「その逆もあるかもよ」
「いーえ!そんなことないですよ。ルカは強いですから姉様に負けるなんてこと絶対にありません」
「こらルカ!」
「ん?なーに?」
「物騒なこと言うんじゃないよ!」
「はーい」



同じ里の砂のメンバーがこの会話を止めにはいる。





さて、どうやってルカを殺そうか…。
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