永遠の鐘 NARUTO

□十二の巻
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バタン



ベッドに倒れる。


このベッドは木の葉にあるのじゃない
アジトのベッドだ。



木の葉は抜けた。


私にかせられた大蛇丸からの命令はサスケの護衛。


でも、もうやらなくても問題ないだろう…。


サスケは強いからさ…。



コンコン



…誰だ…



「零。ウチだ。入るよ」


ウチだって…、

名前じゃないよね…。



「んだよ、元気ねぇーな」
「多由也とは違ってデリケートだから」
「なっ!ウチがデリケートじゃねぇーみたいに言うな!」
「え、デリケートなの?」
「フン!あたりめーだろ!」



どこがデリケートなのやら…。


多由也がベットに座り込むので、私もうつ伏せから体制をかえる。



「はァ…」
「どうした?アジトに帰ってから妙に元気ねぇーけどさ」
「別に…」
「なんか合ったならいえよ」
「なんで命令口調」
「零にしたからいうのは絶対やだからだよ!なんか文句あんのか!!」
「文句ありまくりだよ…」



多由也は性格いいんだけどね…。

優しいし…。

でも、口が悪い…。

悪すぎる…。



「まァ、気にしてもなんにも変わらないか…」
「?なんだよいきなり…」
「多由也が馬鹿ってことは気にしなくてもいいかってこと」
「はぁ!!?てんめぇ喧嘩売ってんのか!!?」



なんだか殴ってきそうな勢いで怖かったので、ベットから立ち上がる。



「ごめんごめん、冗談」



部屋の扉に手をかける。



「ありがとう」



多由也は私を元気付けようとしたんだろう。

そんなの見て分かる。

多由也は不器用だから、元気付けることがあんな形なんだよね。



「…あぁ」



なんだか照れてるように感じた。





私はこれからなにをしようかな…。


カブトに医療忍術でも習うか…
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