永遠の鐘 NARUTO

□八の巻
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「サスケくんから離れーっ!! いの豚ー!!」



サスケの後ろから誰かが飛びついた。


あの写真にのっていた髪の長い女の子こだ……。



「あ〜らサクラじゃな〜い。相変わらずのデコり具合ねブサイクー」
「なんですってー!!」



この場のような雰囲気になれば多少は私の気もまぎれる。
……ような気もする。



「何だよ、こんな面倒くせー試験お前らも受けんのかよ」



女の子の後ろから二人の男の子がやってきた

一人は何かダルそう

もう一人は常にポテチ食べてる。



「何だ、オバカトリオか」
「その言い方はやめー!」
「ねぇナルト、この子って零よねぇ?」
「そうだってばよ!雰囲気とかマジで違うけどな!!」
「ふ〜〜ん、綺麗になっちゃって〜!」
「君も綺麗だよ」
「もう!いつもお世辞はうまいわね!!」
「本当だって。ていうか叩くなって!痛い痛い!」

「ひゃほ〜見ーっけ!」



隣から威勢のいい声が聞こえた



「これはこれは皆さんおそろいでぇ!」
「何だよお前等もかよ!…ったく」
「く〜〜〜!なるほどね、今年の新人下忍10名が全員受験ってわけか!」



男の子が二人。女の子一人
女の子は私と初日にあったヒナタだ。


「零ちゃん……、あの時はごめんね?」
「べつに…。気にしてないよ」
「ほ、本当?」
「私は嘘なんてつかないよ」
「ありがとう…」



本当にいつみてもオドオドしている。
…今日はいつも以上だ。


そんないつも以上にオドオドしているヒナタの視線の先にはナルト。


え、まさかの?



「ヒナタ、ナルトが好きなの?」
「え、あ、その////」



顔を真っ赤にして俯くヒナタ。


分かりやすい……。



「オレさ、ずっと気になってたんだけどよォ!零!」
「…どうしたの?」
「お前なんで匂いがかわってんだ!?」
「匂い?」
「オレが知ってる零の匂いはシャンプーのいい匂いなんだよ!」
「人の匂い嗅ぐとか……、変態」
「ちげぇーよ!!オレは人より鼻が聞くんだよ!!」
「テンション高いやつってうざい」
「ああ!!?お前このテンションについていけてただろォが!!」
「そうだっけ?」
「忘れんな!」



犬を頭にのせている少年はテンションが高すぎる。


まぁ、サスケのように低すぎても困るけど……。



「おい! 君達、もう少し静かにした方がいいな」



え?なんでここにいるの?


あの声を発生させたのはまぎれもないカブト本人。


カブトも中忍試験出るんだ…。



「誰よ〜アンタ? 偉そーに!」
「ボクはカブト。それより、後ろを見てみな」
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