小説


□君にとって
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ハーネスと永久同盟を結んだと言っていた君。
小国であるハーネスの状況じゃあこれからのセカンドワールドでの戦いじゃあ同盟は必要だからって言っていた君。

正直僕は嫌だと思った。
だって、僕と一緒にいる時間がもっと少なくなるんじゃないかって思ったんだもの。

半年前に二人でこの島に来てから、ある人と一緒にいるのが多くなって、僕と共有する時間が少ない。仕事に出かける時も早くて、帰りだって遅い。それにその人と電話する時間も長い。僕とお話したくないのかな?って不安でいっぱいで・・・もしかしたら、僕はいらないのかなって考えてしまうんだよ?

僕ができるのは、疲れて帰ってくる君の為に夕飯やお風呂の用意をして、『おかえりなさい』って笑って迎えること。
明日のご飯やお昼弁当は何にするかとかいっぱい考えたりして。
なんだか、旦那さんのことを一生懸命考えてるお嫁さんみたいだなって笑っちゃうね。

君が早く帰ってくるの待ってるんだよ?
ジンくん・・・
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