名探偵コナン★

□逃亡
2ページ/5ページ


〜大通り〜
ワイワイガヤガヤ……


「なぁ!この間の仮面ヤイバー、スッゲー面白かったよなぁ!!」



「はいっ!スッゴイカッコ良かったです!!」



タッタッタッ……



「新しく出てきた女の人、カッコ良かったね〜♪」



ドンッ!



「キャッ!!」




とある町の大通りで、楽しそうに話をしながら歩いていた小学生達。



急いでいた私は思わずその中の女の子にぶつかってしまった。




「大丈夫ですか?歩美ちゃん!」




歩美「うん……大丈夫…」



「おい、お前!歩美に謝れよな!」




と、口々に色々言っている。



確かに、今のは私の不注意のせいだ。




『えっと…ごめんね?怪我、してない??』




尻餅をついてしまっているその子に私は手を出す。




歩美「うん、大丈夫だよ!」



その子の手を引っ張り起こしてあげる。


どうやら怪我は無かったようだ。


とりあえずは安心だ。



歩美「それにしてもお姉さんの手、何だか冷たいね」



「確かにそうですね。」



「それに顔を見せない所もおかしいよな」



『え……えっ?』



何だかいきなり怪しまれてる私。



3人の子がジーっと私の様子を伺うよう見つめてくる。



(ど、どうしよう(汗))



「おーい、お前らなにしてんだ?」



私が焦っている時、新たに1人の男の子と女の子が歩いてきた。



2人ともどこか雰囲気が違う気がした。


大人びていると言うか、何と言うか、、、。



「おいコナン!お前も怪しいと思わねぇか?!」



どうやら男の子の方はコナン君と言う名前らしい。



コナン「おい、元太、、、初対面の人に失礼だろ(呆れ」



だが、呆れ顔だったコナン君も私を見た途端、一瞬真剣な表情となった。



でもすぐに笑顔になり「ねぇ、お姉さん。お姉さんさ、、どうして頑なに顔を隠してるの?」と聞いてきた。



『!!?……そ、それは……っ!来たかっ……』



追っての気配を感じた私はコナン君の質問に答える代わりに、お詫びとして皆に飴を渡しその場から去る。






歩美「あ、お姉さん行っちゃった、、、」



「きっと何か用事でもあったんでしょう!」



コナン「………」



「何か気になるの?江戸川君」



コナン「あぁ、、、」



そんな会話をしている前を黒ずくめの男2人が走って行く。



コナン「!?…黒ずくめの男っ?!」



歩美「あっ!コナン君どこに行くの??」




気がつくと黒ずくめの男を追い、路地へと入っていた。



必死にさっき見た男達を捜し路地を走る。



すると、『あれ?コナン君?』



いつの間にか目の前にさっきの人が立っている。




『危ないよ、ここに居ちゃ。早く逃げたほう「やっと見つけたぜ!!」……っ!』
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ