名探偵コナン★
□逃亡
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〜大通り〜
ワイワイガヤガヤ……
「なぁ!この間の仮面ヤイバー、スッゲー面白かったよなぁ!!」
「はいっ!スッゴイカッコ良かったです!!」
タッタッタッ……
「新しく出てきた女の人、カッコ良かったね〜♪」
ドンッ!
「キャッ!!」
とある町の大通りで、楽しそうに話をしながら歩いていた小学生達。
急いでいた私は思わずその中の女の子にぶつかってしまった。
「大丈夫ですか?歩美ちゃん!」
歩美「うん……大丈夫…」
「おい、お前!歩美に謝れよな!」
と、口々に色々言っている。
確かに、今のは私の不注意のせいだ。
『えっと…ごめんね?怪我、してない??』
尻餅をついてしまっているその子に私は手を出す。
歩美「うん、大丈夫だよ!」
その子の手を引っ張り起こしてあげる。
どうやら怪我は無かったようだ。
とりあえずは安心だ。
歩美「それにしてもお姉さんの手、何だか冷たいね」
「確かにそうですね。」
「それに顔を見せない所もおかしいよな」
『え……えっ?』
何だかいきなり怪しまれてる私。
3人の子がジーっと私の様子を伺うよう見つめてくる。
(ど、どうしよう(汗))
「おーい、お前らなにしてんだ?」
私が焦っている時、新たに1人の男の子と女の子が歩いてきた。
2人ともどこか雰囲気が違う気がした。
大人びていると言うか、何と言うか、、、。
「おいコナン!お前も怪しいと思わねぇか?!」
どうやら男の子の方はコナン君と言う名前らしい。
コナン「おい、元太、、、初対面の人に失礼だろ(呆れ」
だが、呆れ顔だったコナン君も私を見た途端、一瞬真剣な表情となった。
でもすぐに笑顔になり「ねぇ、お姉さん。お姉さんさ、、どうして頑なに顔を隠してるの?」と聞いてきた。
『!!?……そ、それは……っ!来たかっ……』
追っての気配を感じた私はコナン君の質問に答える代わりに、お詫びとして皆に飴を渡しその場から去る。
歩美「あ、お姉さん行っちゃった、、、」
「きっと何か用事でもあったんでしょう!」
コナン「………」
「何か気になるの?江戸川君」
コナン「あぁ、、、」
そんな会話をしている前を黒ずくめの男2人が走って行く。
コナン「!?…黒ずくめの男っ?!」
歩美「あっ!コナン君どこに行くの??」
気がつくと黒ずくめの男を追い、路地へと入っていた。
必死にさっき見た男達を捜し路地を走る。
すると、『あれ?コナン君?』
いつの間にか目の前にさっきの人が立っている。
『危ないよ、ここに居ちゃ。早く逃げたほう「やっと見つけたぜ!!」……っ!』