まじっく快斗☆
□ここは?
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『………んっ』
気がつくと見慣れない部屋に寝ていた。
前々の記憶を思い出す。
すると……
『!!…はぁっ…はぁはぁ』
思い出すだけでも動悸が激しくなり胸を押さえる。
『はぁ…はぁはぁはぁ…く……す、りっ』
有りもし無い薬を求め手を伸ばす。
だが、その手は空を切っただけだった。
『げほっ…げほっ……』
早く、薬……飲ま無いと。
悪化する症状。
苦しく霞む目の前に向かって必死に手を伸ばす。
と、隣に誰かの気配がする。
『……だ…………れ…?』
暗いのと霞んでるので良く見え無いが女性だろうか?
手に何かを持っていて飲ませてくれる。
薬だった。
苦しさがだんだん収まっていくのが分かった。
だが、共に眠気もあらわれ私はまた眠りに落ちる。
『……ありが…と、う』