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□欲と望み
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「はうんっ!あん、ひゃあぁっ!る、か…るかあっ!」

君は、僕だけ見てればいい。

なんで、僕以外の人と付き合ったりしたの?

「ふあっ、ひあぁああんっ!にゃあぁあぁぁっ…!」

「っはあ……日向…ひな、た…もっと…」

僕は、日向に激しく腰を打ちつける。

ぐちゅぐちゅと卑猥な音が結合部から鳴り響く。

うつぶせの状態から尻を高く上げさせ、僕は日向を犯していた。僕は悪くない。日向が悪いんだ…!

日向の背中から腕を回し、いじりすぎてぷっくりと腫れた乳首をくにくにと刺激してやると、日向の身体がびくびくと跳ね上がった。

「あ…んにゃぁああっ…!…あんっ!」

「ねえ…なんで?僕は日向の恋人じゃないよ…なんでこんなに感じてるの?なんでこんなに…淫乱な子なの…!?」

怒りとも悲しみとも言えない心境で、僕は言葉を吐いた。

認めたくないけど、日向は…僕のものじゃない。

「あんっ、ひゃんっ…!ぼ、僕、ぅ、ああ、いん…らんっ、ぅあっ、きもちいいよぉっ…!」

「なんでそんな風に喘ぐの。気持ちいいなんて言えるの。僕なんてどうせ、中身はどうでもいいんだ。そうなんでしょ?」

段々、涙が目に溜まって来た。やっぱり僕は、悲しいんだ。
なのに、目の前の淫乱は、泣きながら、よがって喘いでる。

「る、かぁっ…」

「…?」

急に、名前を呼ばれた。ゆるゆると動かしていた腰を思わず止める。

「るか…もっと……もっとちょうらい…よぉ……」

……日向に名前を呼ばれると、どきっとしてしまう自分がまだ残っていたみたいだ。早く、そんな僕は消さないといけない。

僕は自分にも、日向にも腹が立って唐突に日向の奥を突いた。

「!?ひあぁぁあぁあああんっ!!」

見なくても分かる。日向は舌を出してよがってる。

もう、いくら日向とセックスしても怒りや悲しみが湧き出てばかりだ。あんなに、あんなに好きだったのに。

あんなに、好きだったせいなのかな?

もう、駄目だ。僕の目から涙がポロポロとこぼれだした。

早く……早く終わらせて。

ラストスパートをかけるように、僕はまた更に腰を早く動かした。肉と肉がぶつかる音がする。日向の身体も激しく揺さぶられた。

…そろそろ…イけそう…。

「んっ、ひな…た……出すよ?中に、出すから…」

「んあっ、ぁああっ、種付け!あんっ!いっぱい、してぇ!るかあぁぁっ!」

「っ……!」

「あぁあああんぅっ…!…るかの…せいえき…っ!…にんしん…しちゃ…うぅ…」


行為が終わって、僕は日向から性器を抜く。それだけで、日向は身体を震わす。

身体がだるい。ひどい眠気が僕を襲う。

涙で目元が冷たいのも気にせず、僕はベッドに倒れ込むと動けなくなった。日向はまだ快感の余韻に浸っていた。

…もう……限界…
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