HSKの妹様(仮)
□第1SK
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私は今門の前にひとりで立っている。もちろん隣を見ても兄はいない
兄は進学校で有名な秀徳高校に入学した
偏差値が高く頭が良くないと入れない
HSKな兄はなんなくそれをクリアした
流石はHSK様と言ったところか
私は兄とは違う此処私立誠凛高等学校に入学した。二年生しかいない新設校
別に兄貴と一緒が嫌なわけじゃなかったけど
理由は色々あるが、自分で決めたことだから離れてもしかたがないと思う。
―――
入学式が終わり、周りを見渡すと辺りは人でいっぱいになっていた。
新入生やら勧誘する人たちの波を何とか抜け出して、
何処に入ろーかなーと悩みながら歩いていると
ーバスケ部ーという文字が目に入った
私は気が付くとバスケ部の受付に向かって走っていた
『すいません、マネージャー希望なんですけど』
バスケ部のブースにたどり着くと、そこには可愛らしい女の子がいた。
マネージャーさんだろうか?
「マネージャー!?もちろん大歓迎よ!」
目の前にいる彼女は笑顔で歓迎してくれた。
「私の名前は相田リコよろしくね」
彼女、先輩の名前は相田リコというらしい。
『私は高尾加奈です、加奈って呼んでください』