裏・俺の戯言

□裏LIGHT JOKER〜圭君のお悩み相談室〜
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よう。初めましてか久しぶりか、はたまたこないだ会ったとこか。とにかく、よく来たな。
ここは我らがLJに出演している迷える子羊達が集まる場所。要は俺がグチ聞いてるだけの場所だ。
ああ、自己紹介が遅れたな。俺は沖津圭。さあ、早速一人目の客がこの部屋のドアを開けるぜ。



「ちぃーっす」
お前は帰れ。
「いやいやいや、ンなこと言わんといてーな」
ここはLJのキャラが来るための場所なんだ。初回からてめェみてェな超ミニマムゲストはいらねェ。帰れ。
「おいおいミニマムってのは聞き捨てならんな。超ビッグゲストの間違いやろ」
帰れ。いいから帰れ。次の客がつかえてるんだから帰れ。
「無駄に三回も帰れっつったな。計五回」
ったく……しょうがねェな。さっさと座れよ。
「ども」
名前は?
「た……でんでん」
何本名口走りかけてんだ。つーかプロフで公表してんだからいいだろうが。
「ワシはでんでんが本名なんじゃ!」
何の悩みだ?この時期(二千八年年末)だから受験のことか?
「ん?読心は?」
ここじゃ使わないって決めてんだ。客のプライバシーを尊重してんだよ。いいから早く言え。
「いや、ちょっとキャラが増えすぎて……」
LJの事かよ。勉強しやがれ受験生。
「描き分けもやし、何か一回出てきただけで全然出番ない奴があんまり哀れでさ」
勉強しろっつってんだよ。
「ワシが勉強したらお前がここで喋ることもないんやぞ。つかもう摂南受かってるしぃ」
駄目人間が。
「まぁとにかく。どうすりゃいい?」
自業自得だな。それにキャラが増えすぎて困ってんのはお前だけじゃないんだ。出番ほしいって輩がここに何人来ると思ってやがる。
「何じゃそりゃ。役立たずやな」
別に解決するとは言ってない。相談室には相談に来るのが道理だろ。何で俺が最後のケツ拭きまで手伝ってやらなきゃならないんだ。
「……もういいや」
よし。帰れ。



初っぱなから変な奴が来たな。さあ、次だ。



「どもー……」
香織じゃねェか。まぁ座れよ。
「うん、ありがと」
どうしたんだ?
「圭兄、絶対誰にも言わないでね」
当たり前だ。ここでの話は完全秘匿。だからこそ裏に置かれてるんだからな。読心術も使わないから安心しろ。
「そ、そう……」
で?
「あの、圭兄……」
うん。
「私、圭兄のこと、好きなの……」
ああ。それで?
「私と、」
ダメだ。
「……そ、そうだよね、笑華がいるもんね。ごめん、じゃそれだけだから」
ああ、待ってくれ。
「え?」
本当は呼び止めるなんてしちゃいけないんだけどな。聞きたいことがある。
「何?」
読心術は使ってないから確証はねェんだけどな。
「だから何?」
何の罰ゲームだ?
「うっ」
図星か。遊びにこの部屋を使ってくれんなよ。
「ごめんなさい……」
次来る時は、ちゃんと悩み持ってこいよ。俺もちゃんと聞いてやるから。



……まともな相談はないのか。



「やっほー」
はぁ……。こういう企画があると絶対来るんだろうなとは思ってたが。
「何さ、せっかく」
はいはい、自称「圭の愛しの焔華ちゃん」。いいから座れ。
「む。ウザそう」
事実ウザいからな。
「ひっどーい!そんな言い方ってないよ!」
で、どんな悩みがあるんだ?つか、お前に悩みなんかあるのか?
「あるよ!」
ほう。
「暇」
……は?
「暇なんだよあの世ってー!病院でずっと寝てた頃のがマシだよー!」
お前、帰れ。
「はあぁ!?愛しの焔華ちゃんが会いに来てあげたってゆーのに帰れなんて!」
あの「渡し屋」に遊んでもらえ。光瀬渡馬っつったか。
「トマ兄は忙しくて遊んでくれないもーん」
知るかよ。じゃ寝てろ。
「眠くない」
知らねェっつの。何で死んだ奴の相談受けなきゃなんないんだよ。最初のゴミよりはいくらかマシだけどな。
「うわ、私をあんなゴミと比べるなんて!あまりにひどい侮辱だよ!」
まぁそうか。つか、ゴミと同類にしたらゴミの方が可哀想だな。何て言えばいいんだ?
「……う○ち?」
クソの方が哀れだ。
「鼻○ソ」
鼻クソが可哀想だ。
「カス」
カスが怒るだろ。
「言葉では言い表せないような宇宙の塵」
言葉では言い表せないような宇宙の塵の方がアレよりずっと価値がある。
「じゃあ!」
まさに言葉では表現できないほどいらないものだな。何であんな奴がこの世にいるんだ。
「何かアレに殺された私ってすっごい哀れ?」
同情するよ。
「うぅ〜、何で何で!?」
しょうがないだろ。アレに怒れ。
「納得いかなーい!」
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