+Jewel casket
□続・攻めキャラ同士の作戦会議!!
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「―…それで、本当にあのブツ、効き目が最高だったんだ!!あの猫タダ者じゃないね!セブルスが可愛かったのなんのって…シリウスにも見せてあげたかったくらいだったよ…!」
「…………ジェームズ。」
シリウスは羽ペンの動きを止め、男子寮を指差した。
「ん、どうしたんだい?シリウス。顔が恐いよー?」
「部屋に帰れ!!」
シリウスが吠えたが、やっぱりジェームズはケロっとした顔で話を続けた。むしろ周りに居た生徒達の方が怯えている。
「どうして?」
「どうしてもこうしてもねぇよ!!嫌味かお前ェっ!!」
「嫌味?」
「こっちはリーマスが口さえ聞いてくれないっていう時に来てから1時間弱ずっーとノロケ話ばっかしやがって!!!俺の身にもなりやがれ!!」
バンッと机を叩いた瞬間に勢いで羽ペンが折れた。
完璧にキレたシリウスを、ジェームズはにやにやしながら見た。
「勝手に解釈し過ぎだよ、シリウス。別に僕はノロケ話をしにきたわけじゃない(邪魔、兼)結果報告だ。」
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