お題
□07:その背中を奪いたくて
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「チョウジー!」
「いの?どうしたの?」
好き。
私はチョウジが好き。
チョウジといると自然と笑顔になっている自分がいる。
それがすごく嬉しいの。
「あのね!これから一緒に…」
「うん。」
「えっとね…」
「うん。」
「…つき合ってくれないかなー…みたいな?」
チョウジははっきり言って、鈍い!
だからはっきりちゃんと好きってアピールしなくちゃ伝わらないと思ったの。
幼なじみって、近くても遠い距離でしょ?
そんな壁がもどかしいの。早くその壁を超えて、チョウジと新しい繋がりを作りたい…
チョウジのもっとうは"ゆっくり、自分のペースで。"なのは知ってる。
でもね…
私は早く繋がりを持ちたいの!
「ダメ?」
「全然。いいよ。」
にっこり
「うん!じゃあ、行こ!」
ねぇ、チョウジ。
早く私の気持ちに気づいてよ?
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