短編

□淡い朝
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俺は朝起きるときが一番だるい。



眠いし、寒いし、母ちゃんはうるさいし…






とにかく朝起きるのは苦手だ。






でもそんな苦手な朝が俺はこいつが木の葉に来るたびに好きになった。






今日もまた朝目が覚める。いつもはひとりで寝るベットが今日は胸の中に温もりがある。






あ……昨日はこいつが木の葉に来たんだっけ。



まだ醒めない頭で昨日のことをボー…と思い返す。






テマリとは恋人同士でそれなりの関係だ。
所詮俺たちは男と女。
それなりのことをするのは当たり前で…






昨日のことを思い出し顔が少し熱を持つ。






慣れてるはずなのに、やはり恥ずかしいものは恥ずい。



テマリと出会って、つき合い初めていろいろな感情が俺を襲った。






テマリが俺以外の野郎と話しているのを見ると苛ついてくる。



いのが言うには、それが"嫉妬"らしい。






テマリを見ているとなぜかただ触りたくなった。キスがしたくなった。抱きたくなった。



チョウジが言うには、それが"男として当たり前のこと"らしい。





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