お題
□03:気のきいた言葉も言えず
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「はぁー…疲れた。」
俺は今さっき一週間の長期任務を終わらせたところだ。
体中泥だらけで気持ち悪い。早く家に帰って風呂に入りたい。
このまままっすぐ家に帰る…はずだったが。
「……テマリ?」
「……シカマル?」
俺の前には砂の忍テマリがいた。
なかなか親しい仲だ。
なんか……いつもと雰囲気ちがわなくねぇ?
「久しぶりだな。なんで木の葉にいんだよ?」
「…ちょっと任務で来てたんだ。」
「そうか。」
「「…」」
なんだこの嫌な沈黙は…。なんか喋ってくれ;
テマリと今までたくさん話してきた。だが、こんな嫌な雰囲気なんて一度もでなかった。
女ってやっぱわかんねー…
だけど、なんか気になっちまう。こいつが暗いなんてめんどくせぇことがあったはずだ。
めんどくせぇことだとはわかってんのによ…
めんどくせぇなんて言ってらんない自分がいるんだよ。なんでか知らねぇけど。
「…シカマル。私につき合え。」
「は;」
「いいから。私につき合え。」
「な、ちょ…!」
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