ハルカゼ

ハルカゼW
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「あおー?入るよ。」
「わーい!波ちゃん!」

私はベットから上体を勢い良く起こし、バンザイをして見せた。

「なんだ、あお元気なんじゃん。メール返ってこないから心配したんだよー。」
荷物を降ろしながら波ちゃんが笑う。

「ごめん、寝ちゃってたよ。」

「大丈夫ならいいんだけどね。」






「「ねえ」」
あ、カブった。


「たぶん、同じことだと思う。あお、言って?」

「うん。あのね、」




私…






気づいてしまった。







「私…、ハルが好き」
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