2人だけの歴史

2人だけの歴史B
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私が朝からニヤけていると、美奈ちんがすごい勢いで教室に入ってきた。

「郁!!大変だよっ!ちょっと外見てみ!」

「え〜?」
なになに、何事?



私はちょっと面倒って顔をしながら、窓を開け、校庭を見る。



「?…なんにもないじゃん。」
「バカ!そっちじゃないよ。生徒玄関の方っ!」

いつの間にか隣りにやってきた美奈ちんが、外を指さした。
美奈ちんの淡い香水の匂いがする。


「はえ〜ん?」





あ!いとしの高間くん、



…と、





お・ん・な・の・子…?









「………って、えーー!!!?」
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