2人だけの歴史

2人だけの歴史L
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そりゃそうだ。

何勢いに任せて告白しているんだろう。



『こんな森安先生、嫌です』か…。





久しぶりに会えた授業でも、彼女が俺に微笑みかけてくれることはなかった…。


それがひどく辛くて、辛くて…

俺は彼女が好きなんだって気づいてしまった。



「〜〜〜あー、畜生…。」

顔を上に向ける。

目の前に広がる天井は、夕闇に染まりながらどこまでも、ただ果てしなく続いているようで、


俺は両手で顔を覆った。



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