頂
□意識
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ピカチュウゲットの為にサトシ達を追いかけているロケット団。
しかしお金が無く食べ物に困っているロケット団。
そんな彼らはとある倉庫にいた。
もちろん食べ物狙いで。
「本当に……どこの………倉庫にも………食べ物が……あり余ってるな…………モグモグ」
「そうよ………だから………お腹空いた…………可哀想な…………私達が………食べても………ノー プログレム…………ムシャ……ムシャ」
「お前達、食べるか喋るかのどちらかにするニャ。
それにあまり騒ぐニャ。見つかったら大変ニャんだから」
「分かってるわよ。それよりコジロウの美味しそう♪」
まったく分かってない様子でムサシが目を輝かせコジロウの‘食べかけ’を見ている。
「美味いぞ。食べるか?」
「食べる♪」
「あっ、でも俺の食べかけだからこっちの口の付けてない………」
「いっただきます♪」
コジロウが話しているにも関わらずムサシは勝手に食べる。
コジロウの手を取り持ってる食べ物を自分の方に寄せて。
「…………………………」
「美味しい♪
………んっ、どうしたの?」
「いや、なんでも…………」
しかしその顔は何故か納得出来ない顔をしている。
ムサシは気にせず別の物を食べ始める。
その時だった。足音がこっちに近づいてくるのが聞こえた。