ムサシ大好き同盟発足
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「私、明日出掛けるから♪」


突然ムサシが言いコジロウを含めその場にいた全員が驚きを隠せない。


「ジャリボーイ達が明日出発だからニャー達も出ないと………」

「一日くらい大丈夫よ」

「でも、ムサシ。何でいきなり?」

「それは…………」

『それは?』

「………………ひ・み・つ・よ♪」


ムサシは人差し指を唇の前で振り片目ウィンクをして誤魔化す。
いつもと違う感じがしたがコジロウはそれ以上追求する事が出来ない。


「そういう訳で……コジロウ」


突然ムサシが手を握ってくる。
コジロウは少しドキリとしたがすぐにモンスターボールを渡された事に気づく。


「これは?」

「という訳で明日はみんなの世話をよろしく♪」


‘どういう訳だよ?’


コジロウはそう言おうとしたがその前にソーナンスが出てきた。
ソーナンスだけでは無い。ハブネークもメガヤンマも出てくる。


「ソーナンス!」

「通訳するニャ。‘何で!一緒に連れて行って!’と言っているニャ」

「明日は駄目!ポケモン達………特にあんたを連れて行くのは無理!」

「ハブ、ハブ!」
「ソーナンス!」
「ヤン!」


みんなは騒ぎ始める。


「何て言ってるんだ?」

「それが騒いでいてよく分からないニャ」


次第に騒がしさが増してくる。
それを止めたのは……………。


「…………………うるさい!」


ムサシが怒鳴り目の前で壁を殴り穴を開ける。
全員がそれを見て口を閉ざしてしまう。


「文句のあるやつは?」

『………………………』

「良し♪それなら私は明日の支度を♪」


そう言うとムサシは笑顔で扉の奥に消えて行った。

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