The World
□.hack//X'mas EP5
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会場には大勢のPCが集まり、期間限定のイベント「雪合戦イベント」を楽しんでいる。
トーナメント戦には参加はしていないが、他のチームとフリーバトルを楽しむことができ、会場は盛り上がっているようだ。
「さてっと、登録してくるはチーム名は記憶で、いいよな?」
「意義な〜し」
「俺もそれでいいよ〜」
「やっぱ、記憶ですよね☆」
「天sが決めたのならいいよぉ〜」
そんなこんなで「チーム:記憶」で登録し、いよいよ俺らが対戦する番だ。
「さぁ〜〜今日もこの雪上に、1つの雪玉に己の魂を賭けたつわもの達が集まったぞ。ある者は白き雪の妖精の如く舞い、ある者は吹雪の如く攻撃する。さぁ〜〜今日はいったいどんな戦いを見せてくれるのかぁぁぁあ!!」
アリーナの実況で有名なあの人・・・(正直名前は知らん)が熱のこもった実況をしている。
「それは、まさしく北欧の海賊!! あらぶる野獣のごとき男たち!! その豪腕で、いったい何人の人を葬り去ったのでしょう!? チームバイキング!! 高らかに雄たけびを上げ入場だぁぁぁぁぁ!!!」
「うっひゃ〜〜、何か私あそこまでゴツイと引きます^^;」
「うゎ〜〜何か暑苦しそうだね@д@ 私近寄りたくないよぉ〜天竜」
コダマと、りかがものすごく引いてる、いやま〜〜俺も正直引いてるけど。
「むさ苦しい男ばっかだねぇ〜、でも狩りがいがある(キラーン)」
マルクの眼の奥が獲物を捕らえる獣のような眼をしている・・・
―――正直怖いw
「にゃ〜男ばっかぁ〜orz ねね〜天sあれってやっぱB・・・むごぅぐ」
アルが何か核ミサイル的な事をでかい声で言いそうだったので俺は慌てて口を押さえた。
ま、聞こえるようにわざとでかい声で言ってるのだろうけど。