WoRD...

□永久の約束
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『永久の約束』




秋桜が咲き乱れ、
君を思い出して
僕は一人で歩きながら
今はいない、君との思い出を
紅葉のように
一枚ずつ落としていく

君がいなくなった世界なんて
僕には必要ないから
君が忘れていった翼で
君のもとに行くよ
例え、
君がそんなことを望んでなくても
僕には、君の声が聞こえないんだ
紅葉の様に、一枚ずつ落ちて



最後の一枚に
君の姿を重ねた
溢れる涙は、どうしたら
君に届く?もどかしくて、
声にならない
嗚咽だけが虚しく響く

最後に交わした
あの儚い約束は
泡のように消えてしまって
ここに埋めるよ
そして、
いつかまた生まれ変わった時に
二人で、一緒に掘り出そうよ
誰にも見られない様に鍵をかけて



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