ギアス短編2
□学園生活〜ルル様と華麗なる文化祭〜
4ページ/9ページ
所詮、男というのは欲望に弱いものである。
ましてや、可愛いものに可愛い服を着せるとなると尚更。
「スザク、どうしても着たくないか?」
ルルーシュは今だ頑なに女装を拒むスザクに尋ねた。
それに、スザクは大きく頷く。
ルルーシュはそれを確認した後、リヴァルに目線を送った。
リヴァルはその目線を受け、静かに頷く。
そして…。
「なら、実力行使だな」
そう言って、ルルーシュとリヴァルはスザクに迫った。
「え?ふぇ?」
突如、猫耳+メイド服を構えながら迫ってきた二人に、スザクは後退りをする。
でも、すぐ後ろには壁。
すぐに追い詰められて、スザクは逃げることができなかった。
「あの、…待って…っ」
スザクは二人を止めようと、必死に言葉を紡ぐが、決心した男たちは止まる事がない。
「覚悟しろよ、スザク」
「可愛く仕立ててやるからな」
そう笑った二人は、一気にスザクを押さえ込む。
「ちょっ!やだー!!!」
スザクは暴れるが、結託した男二人相手では普段の半分も力が出せず。
見事取り押さえられ、服を剥ぎ取られていった。
「やー!!それ、やだっ!!」
「こら、スザク暴れるな!!」
「やだやだ!絶対やだー!!」
「おわっ!!ちょ、…っこの!」
「ふぇ」
「良くやった、リヴァル。さて、次はここだな」
「やぁ…!やだ、そこ脱がしちゃやだ!」
「脱がなきゃできないだろう」
「やだっ!自分で脱ぐ!!」
「そう言って、逃げる気だろ!!駄目だよ。…それ!」
「あ…っ!酷い!」
「(格好が卑猥だな)…はい、腰浮かせてさっさと着ろ」
「うー…」
またまた声だけ聞けば、凄まじく妄想が掻き立てられる様なお着替え。
実際、ちょっと卑猥だ。