ギアス短編2
□学園生活〜ルル様と華麗なる文化祭〜
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「さぁ、完成だな」
そして数十分の格闘の末できたのは、可愛らしい猫耳メイドさん。
ふんわりレースがたくさん使われた、シックな黒のメイド服。
ミニのスカートは、ペチコートがふんだんに使われており、ふわりと広がる。
それにオーバーニーソックスを使って、絶対領域を作り出している。
そしてオプションは猫耳+尻尾。
これに萌えない男は居ないだろう。
「うー…恥ずかしいよ…///」
さらにはスザクの愛らしい雰囲気が加われば、もはや絶対無敵の兵器並み。
しかも羞恥のあまり赤く染まった頬と、涙目、そしてスカートを端を必死に持って足を隠そうとしている姿が加わって、それはもう核兵器と化した。
「も、萌えっ///」
ばっちり見てしまったリヴァルは、鼻血を噴きながら倒れた。
その顔に、後悔も未練も無かった。
そして、ルルーシュと言えば。
「スザク」
突然、真剣な目でスザクを呼んだ。
それにスザクは真っ赤な顔のままルルーシュのほうを見る。
そして…。
「おまえは今日から、俺の専属メイドだ」
そう言って、スザクの肩を掴んだ。
「え?え?」
言われた意味がわからず、スザクは首を傾げる。
それに伴い、猫耳がぴょこんと揺れて愛らしさMAX。
もう、襲ってくれと言ってるようなもの。
魔神ルル様もそれに我慢できず、衝動のままスザクを押し倒した。
「ふぇ?…あれ?」
スザクは今だ話についていけず、突然変わった視界と目の前にあるルルーシュの顔に戸惑った。
それをいいことに、ルルーシュはスザクの首元にゆっくり顔を埋める。
「あっ…」
突然襲った感覚に、スザクは微かに声をあげる。
そんなスザクの声を近くに聞きながら、ルルーシュは艶やかに微笑んだ。
「………何してるんです、会長」
妖しくなってきた雰囲気の中、突然ルルーシュが不機嫌そうに声をあげた。
会長、と呼ばれた人間ミレイは、それはそれはもうご満悦に微笑み、ルルーシュとスザクの様子を見ていた。
「ふふふ。私に気にせず、さぁ、続きをどうぞ?」
ミレイはニコニコ笑いながら、続きを促す。
だが、そんな人様に見られては続きもクソもないだろう。
ルルーシュは諦めてスザクから離れ、溜息をついた。
「あら?やめちゃうの??」
そんなルルーシュに、ミレイは残念そうに問い掛けた。
「当たり前でしょう。視姦プレイで燃えられるほど、まだ事は進んでないので」
「なるほどね」
ルルーシュの答えに、ミレイは納得したように頷いた。
「じゃ、燃えられるように事が進んだときには呼んでね?」
「いいですよ?」
何とも言えない、魔神と最強の会話。
一人ついていけてないスザクは、首を傾げていた。