ギアス短編2
□学園生活〜ルル様と華麗なる文化祭〜
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「さーて、いよいよ始まりました〜!!生徒会主催男女逆転ミスコン祭り!生徒会vs.一般参加者〜!!」
「「「「「「おおおおおおおおお!!!!」」」」」」
ミレイの宣言に、会場は異様な興奮で盛り上がる。
会場はもはや満員状態で、ぎゅうぎゅう詰めだった。
客のほとんどはこの学園の生徒たちで、ほぼ全校生徒が集まっていた。
きっと他の出し物は機能していないだろう。
でも、彼らは集まった。
何故なら…。
((((((女装した天使スザク君を見たいっ!!!)))))
という、邪まな考えからであった。
もう言うまでも無いかもしれないが、枢木スザクはここアッシュフォード学園では天使として皆に愛される学園のアイドルである。
天使の微笑と優しい性格で、学園中を癒しに変えるスザクは、もはや学園に無くはならない存在。
そんな可愛い彼の女装姿とあれば、学園の生徒たちは黙っちゃいない。
是非スザク君の女装姿を目に焼き付けねばと、自分たちの出し物をサボってでもこの会場に駆けつけたのだ。
学生たちは思う。
きっとスザク君の女装は可愛くて仕方ないのだろうっ!!と。
それはまさに当たっているのだが。
「さぁ!ではさっそくルールの説明よ!皆心して聞くように!!」
そんな妄想を断ち切るように、ミレイの声が響く。
そこには絶対権限が含まれており、学生たちは必死に耳を澄ませた。
「ルールは簡単。得点は会場に居る人々の歓声の度数で決まるわ。歓声が大きいほうが勝ち。で、順番に選手に入場してもらうとき、歓声が大きければその時点で勝ち負けが決まるわよ!」
「「「「「「おおおおおおお!!!!」」」」」」」
ミレイの言葉に、さらに会場は盛り上がる。
「じゃ、皆も待ちきれないみたいだから、さっそく選手に入場してもらうわよ!!!まずは一般参加チーム!!!」
その言葉と共に、舞台の袖から一般参加チームが入場してきた。
男子4名女子3名の混合チーム。
男子女子共に可愛らしい系から美人系まで各種様々。
それぞれの学年から選抜して選ばれた、エリートたちなのだ。
そんな一般参加チームを見て、海上は一気に盛り上がる。
中々の歓声の度合いのようだ。
「えー、じゃあ一般参加チームからさっそくインタビューしていっちゃいますvv
まずは1番から…」
そうして、一般参加チームの紹介がされていく。
1番の男の子は、優しげな顔立ちで格好は看護婦さん。
まさに白衣の天使といった感じで、とても似合っている。
2番の女の子は、きりっとした宝●の男役みたいな人で、格好もまた●塚の男役の服装。
これもまた顔立ちに合っていて良く似合う。
3番の男の子は、美人系で格好は保健室の先生。
迫力美人のため、とても似合っている。
4番の女の子は、可愛らしい系で、格好はだぼだぼの学生服。
何か狙っている感が、異様に似合う。
5番の男の子は、白い透き通る肌が特徴で、格好は白雪姫。
まさに白雪の肌にぴったりで、似合っている。
6番の女の子は、背の高い子で、格好はホスト。
スーツがとても似合っていて、女の子の黄色い歓声が響いた。
7番の男の子は、童顔が可愛らしく、格好はアリス。
ふんわり広がる水色のスカートが良く似合っていた。
そして一般参加チームの紹介が終わり、次はいよいよ生徒会チーム。
学生たちは、今か今かとその登場を待った。
「では!次はいよいよ生徒会チームの入場です!!」
それと同時に、カレンを先頭に生徒会チームが入場してくる。
次々と入場してくる生徒会の面々の美麗な姿に、会場は悲鳴とも取れる叫び声が上がった。
それはもう、凄まじいもの。
そして、最後にルルーシュとルルーシュに手を引かれたスザクが出てきたときには…。
「きゃああああ!!!!」
「ああああぁぁぁぁぁ!!!!」
「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」
もう、雄叫びのような声が上がり、会場が地震のごとく揺れた。