ギアス短編2

□学園生活〜ルル様と華麗なる文化祭〜
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そんな皆の雰囲気に驚いたのか、スザクは咄嗟にルルーシュの後ろに隠れる。

その姿がまた何とも愛らしく、会場は異様な興奮に包まれた。



「す、スザク君…っ一瞬しか見えなかったけど可愛かったvv」
「やっぱり天使だ!あの子は天使だ!!」

「ていうか、ルルーシュ君も…にあってる」
「だよな。美脚…萌え」

「そんな二人に萌えvv」
「だよねーvvスザク君を庇ってるルルーシュ君、素敵vv」


会場は主にルルーシュとスザクの批評に萌えに燃えまくった。




「スザク、大丈夫だから」

一方壇上のルルーシュは、後ろに隠れているスザクに声をかける。

「本当?」

スザクは不安そうにルルーシュに尋ねる。
それにルルーシュは安心させるように微笑んだ。

「大丈夫。俺が守ってやるから」

それに安心したのか、スザクはルルーシュの背中から出て前に来た。





そこで、会場が一瞬止まる。




すぐに後ろに隠れてしまったために、ちゃんとは見れなかったが、今のスザクの姿は猫耳+メイド服。


しかも少し恥ずかしげに俯いている顔は、薄桃色に染まっている。







ぷちん…。






そんな、何かが切れる音が、会場に響いた気がした。










「「「「「「「スザクくーん!!!!!!」」」」」」」



それと同時に、会場中の客と壇上に居る一般参加者たちが叫び、一気にスザクのほうへと襲いかかった。




「え?…や…っ」


スザクはみんなの様子が怖くて、再びルルーシュの後ろに隠れた。

ルルーシュはそんなスザクを庇うように前に出る。


だが、いくらなんでも全校生徒vs.一人では分が悪いだろうと生徒会の面々は思った。


が。





「…スザクを脅えさせるものは…全員敵だ」


そう言ってルルーシュが構えたのは、ご存知使用済みバット(レベルアップver.)。


それが暴徒と化した生徒たちを襲い、喰らいつくした。











残ったのは、憐れな生徒たちの残骸。

それでも顔には悔いの色が見受けられなかったのは、きっと前のリヴァルと同じ理由だからだろう。




だが、それをこのスザクラブvvな魔神様が許すはずもなく。



「その記憶を頭の中からすべて抹消しろ。じゃないと……ちょっと怖いぞ」


瞬間、全校生徒たちは自分の頭の中から、悔やみながらもスザクの女装姿に関する記憶を必死に抹消した。

もし忘れなければ…このチャイナ魔神様がちょっとどころかあの世に送るくらい怖いことをしてくださるのがわかっているからだ。



生徒たちは泣く泣く自分たちの記憶の中から、スザクの女装に関する記憶を消した。







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