ギアス短編2
□君はシンデレラ
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お姫様は皇子様と幸せに暮らすんだ
それが御伽噺の定説ってものでしょう?
『君はシンデレラ』
あるところに、それはそれはもう可愛い女の子…違った、男の子が暮らしておりました。
だけど、男の子はとても不幸でした。
毎日毎日継母とお姉さんたちに苛められながら、まるでメイドの様に働かされていたからです。
可哀想な男の子。
そんな彼を、継母たちはこう呼びました。
『灰被り(シンデレラ)』と。
でも、男の子は決して挫けませんでした。
男の子は毎日継母たちに苛められながらも、一生懸命生きていました。
そんな男の子を誰もが幸せになってほしいと願いました。
そして、それは現実に叶うことになるのです。
それは、ある日のことでした…。