ギアス短編2
□学園生活〜ルル様と華麗なる文化祭〜
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文化祭…
それは学生たちが、普段の生活から開放されたかのごとくはっちゃけるもの
もちろん、この人だって
『学園生活〜ルル様の華麗なる文化祭〜』
「さて、もうすぐ文化祭の時期よ!今回は部活動対抗、出し物大会に決定よ!!
そこでなんだけど…」
初っ端からかっ飛ばし気味の我らがミレイ様は、実にご機嫌にしておられる。
ミレイが言ったとおり、近々アッシュフォード学園の恒例文化祭が行われる。
今回は部活動対抗出し物大会が開催されるらしく、ミレイ様筆頭とした生徒会の面々は、ミレイに呼び出され生徒会室に集まっていた。
最強たる会長権限に敵わず、集まった面々はとても面倒くさそうながらも、ミレイの話に耳を傾けた。
それを確認したミレイは、改めて口を開く。
「文化祭の出し物と言えば…ミスコン!よねvvということで、生徒会の出し物はミスコンで決定!…文句なんて…もちろん、無いわよね??」
会長の絶対権限の下、他の人々の意見など反映されぬまま生徒会の出し物は決まった。
「まぁ、それはいいとしても…具体的にどんな風に行うんですか?」
完全に諦めたルル様は、とにかく内容を聞いておかなければ始まらない、とミレイに尋ねた。
瞬間、ミレイは妖しくニヤリと笑んだ。
生徒会の面々に嫌な予感が漂う。
逃げたい。
出来るなら逃げたい。
でも、逃げたら後が怖い。
なので生徒会の面々は、緊張に身体を強張らせながらもミレイの言葉を聞くしかなかった。
そんなみんなの気配を感じながら、ミレイは敢えて…いや、むしろ面白そうににっこり笑う。
あぁ、嫌な予感。
そして、ついにミレイの口から劇の内容が発表された。
「ミスコン内容…ずばり!生徒会の面々vs.一般参加者よ!!」