ギアス短編2
□学園生活〜ルル様の暴走★水泳授業〜
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水着…それは男のロマンと言いましょうか…。
それを愛らしい子が着ていたとしたら…?
もう、暴走するしかないでしょうがっっ!!!
『学園生活〜ルル様の暴走★水泳の授業編〜』
「明日の体育は水泳だぞー。水着を忘れるなよ」
あの悪夢は、この体育教師の一言から始まった。
この一言に、男たちは可愛い女の子の水着姿を思い浮かべ、うっとりする。
それに対し女子は、やや嫌そうに顔を歪めた。
水泳…むしろ水着と言えば、かなり体のラインが出るわ、裸に近いわなものである。
つまり、水着…それは男のロマンといえよう。
そう、この御方にとっても…。
「水泳の授業か〜…楽しそうだね、ルルーシュ」
そう楽しそうに微笑むのは、我らが天使ことスザク。
「そうだな…楽しそうだな……色々と」
それに答えたのは、最強最悪の魔神ことルルーシュ。
一見、ほのぼのした会話に見えるが、よくよく見てみれば魔神様から怪しい空気が流れている。
それは所謂、妄想というもの。
魔神様の頭の中には、愛しいスザクの水着姿がもんもんと回っている訳である。
それを体言するように、ルルーシュがニヤリと笑った。
もちろん、それに天然スザクが気づくはずも無い。
彼はのほほんと笑っているだけだ。
クラスメイトたちは思った。
『スザク君(水着姿)をあの魔神から守らなければっ!!!』
と。
瞬間、クラスメイトたちは一致団結した。
そんなクラスメイトたちの様子を尻目に、天使は相変わらずウキウキしてるし、魔神様はカオスな妄想を巡らせていらっしゃった。
そして、後に『悪夢の水泳授業』と呼ばれたそれは、この瞬間から始まったのである。