ギアス短編2
□とあるデートな一日
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好きな人と一緒にお買い物
それって所謂デートってやつでしょうか??
『とあるデートな一日』
「♪〜♪」
その日のルルーシュは、いつもの仏頂面が嘘の様にご機嫌だった。
それを見た生徒会のメンバーは、
シャーリーは『何か変なもの食べた!?』と本気で心配し、
カレンは『薄気味悪いものを見た!!!!』と大量の鳥肌を立て、
ニーナは『……明日、槍が降るの??』の意外と酷いことを言ってのけ、
リヴァルは『恐ろしい…っ』と言ってぶっ倒れた。
そしてにっこり笑ったミレイだけは…
「明日スザク君とデートvvでしょう??」
と、これまたずばっと言い当ててくださっていた。
それにルルーシュはまた、有り得ないほど柔らかい笑みを浮かべる。
ちなみにルルーシュの脳内では、『デート』という言葉が只管巡り巡っている。
それゆえの、このにやけ面。
そんなルルーシュを見つつ、『若いわねーvv恋だわvv』と言ってミレイがまた喜んだのは別の話。
とにかく、どうしてこうなったかを説明せねば話は進まないだろう。
時は遡り、2日前に場面は移る。