頂き物
□茉那諷柚さまより
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扉の向こうは、メイド喫茶でした。
「な、んだ…これは……?」
生徒会室の扉を開けたつもりが、中はいつもの生徒会室の面影もなく…
きらびやかな装飾
純白のテーブルクロスが敷かれたテーブル
そして何より異常なのは、メイド服…にしては少々派手な服を纏った少女達
まるでメイド喫茶を連想させるそれらに、ルルーシュは呆気にとられた。
「あ、ルルっ!」
「シャーリー…なんだその格好は?それにこの装飾…」
奥から出てきたシャーリーも同じくメイド服を着ていた。
ルルーシュが訝しげに聞くと、シャーリーは
「あはは!驚いた?」
さもおかしそうに、腹を抱えて笑う。
そんなシャーリーにルルーシュは腹が立ち、怒鳴りながら言う。
「当たり前だ!何がどうなって1日で生徒会室がメイド喫茶になるんだ!?」
「あははっ!…は―…えっとね、昨日………」
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『メイド喫茶よ!』