頂き物
□辻村桂様より
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「……ね、ルルーシュ」
「なんだ?」
「……楽しい?」
「ああ」
どう見ても楽しいとは思えないんだけど、と呟くスザクの膝上には、ルルーシュの頭がのっている。
所謂、膝枕だ。
「なにが楽しいの?僕にはさっぱり…」
「そりゃお前の大腿とか……イテッ」
「ばかっ」
サラリとセクハラを働いたルルーシュは、スザクに軽く殴られた。
(本当に気持ちいいんだけどな、コイツの膝)
そんなことを思いながら
「…わりと痛かった」
と叩かれた部分をさすって、スザクを見上げた。
彼女の顔は呆れ混じりだったけれど、わずかに赤くなっていた。
「第一、今日学校はどうしたの」
「開校記念日だ」