ギアス短編3

□君は僕のもの、おまえは俺のもの
1ページ/7ページ




誰だって、好きな人が他の人といたら…

嫉妬、しちゃいますよね?





















『君は僕のもの、おまえは俺のもの』



















今日は久々にルルーシュ、スザクとも学校に来ていた。


だから、スザクは久しぶりに会えたルルーシュと話をしようと、ルルーシュを探していた。


だけど。

「見つからない…」

いくら探しても、ルルーシュの姿がない。

来ている、とはミレイに聞いた。
それに、後姿なら少しだけ見えたし。


だけどいくら探してもルルーシュが見つからない。

スザクは考え込んだ。

入れ違いになってるのかな?
もしかして帰ったんじゃ…。

いろいろな事を考えながら。



「どうしようかな…」

悩んで、辺りを見回してみる。

でも探している姿はない。



スザクは溜息をつき、諦めて帰ろうとした。


だが。

ふと目に入ってきたのは…。



「え…あれは…」



ルルーシュと女子が向き合ってる姿。


遠めだからな何を話しているかわからないが、様子からしてルルーシュが告白されているようだった。


相変わらずもてるんだな。
スザクはぼんやり思う。

この学校に来て、ルルーシュがとても女子に人気があることを知った。

果ては、男子までも。


それを知ったときは驚くと同時に、納得した。

ルルーシュは、格好いいと思う。
自分から見ても。

だから、もてるのはわかる。

とても。


「すごいなー」


本当にそう思う。

ルルーシュは本当に凄いのだ。



スザクは心からそう思った。



このときまでは。









「邪魔しちゃ駄目だよね」


告白中の様子を見ながら、スザクは小さく呟いた。

そうだ。
邪魔しちゃいけない。


そう思い、スザクはその場を立ち去った。





まだ知らぬ、思いを抱えながら。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ