ギアス短編3
□ミレイの突撃インタビュ-=スザク編=
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はいはい皆さんこんにちは!
ミレイ・アッシュフォードですvv
このたびは久々に『突撃インタビュー』をやってみようかと思います!
今日のターゲットはこの人!
「ほぇ?」
そう!枢木スザク君ですvv
「あのー、ミレイさん?」
あら、可愛いわね。
今日はこんな可愛いスザク君に突撃しながらインタビューしちゃったりなんかしちゃいたいと思います。
「ミレイさん?」
ずばずば突っ込んでいくので皆、よろしくー!
「あの、だから…ミレイさん?」
ではいきましょう!
『ミレイの突撃インタビュー =スザク編=』
「じゃ、さっそくはじめるわね」
「は、はぁ…?」
スザクは戸惑いながらも返事をした。
ミレイはそんなスザクをニコニコしながら見詰めていた。
そして、そんな嬉しそうな笑みのまま、コップにお茶を注いでいく。
「お茶どうぞ」
「え?あ、ありがとうございます」
ミレイに差し出され、スザクは思わず受け取った。
だが、一瞬と惑う。
それを見たミレイは、
「んふふ。自白財なんて入ってないわよ?」
と、ニコニコ笑いながら答えた。
「え?そういうわけでは…」
「ん?なら、美味しくないように見えた?」
「いえ…あの、だから…」
スザクはもごもごと言い淀むが、ミレイの無言の圧力に促され漸く口を開いた。
「えっと…その。…なんで、僕たちはここにいるんですか?」
そう言うと、スザクは辺りを見回した。
それと同時に、ミレイも辺りを見回す。
その視線の先には、何故か学園長室。
しかも、その学園長と言えば部屋の隅に追いやられている。
その学園長を見るスザクの視線が、『どうしてこうなったんですか?』という問いを物語っている。
それを素早く感じ取り、ミレイはにっこり笑った。
「いいのいいの!私色々凄いから」
いや、凄いって…。
スザクは呆れた目でミレイを見つめた。
その視線も敏感に感じ取ったのか、ミレイはさらに楽しげに微笑んだ。
「まぁまぁ、そんな細かいことは放っておいて」
細かい?
それにスザクは引っ掛かるが、これ以上突っ込んでも仕方ないように思えて、スザクはついに諦めた。
「わかりました。細かいことは放っておきます」
「いい判断ね」
ミレイはよしよしとスザクの頭を撫でた。
だがすぐにその手を離し、ミレイはどこからともなくマイクを取り出した。
「ではさっそくはじめましょう!」
そしてそのマイクをスザクに突きつけた。