ギアス短編3
□ふたりぼっちの猫
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一緒にいたい
ただ、それだけ
離れ離れになりたくない
一緒にいさせて?
ただ、
傍に
『ふたりぼっちの猫』
ルルーシュとスザクは生徒会室に居た。
2人にとっては久々の登校。
久々の2人だけの時間だった。
このとき、ルルーシュは決めていた。
「スザク、久々に一緒に出かけないか?」
突然のルルーシュの言葉に、スザクは一瞬驚く。
だが、すぐに嬉しそうに微笑んだ。
「うん。そうだね、出かけようか」
久々だし。
と、付け加え、スザクは改めて頷いた。
それにつられるように、ルルーシュも頷いた。
そして、微笑む。
「じゃあ、日曜日の9時に」
「いつもの場所でいいよね」
互いが互いに微笑み合い、2人は確認しあった。
2人が待つのは、約束した日曜日の9時。
久々の、デートに向けて。