ギアス短編4
□馬鹿と大好きは同意語です
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何事も我慢はよくありません!
好きなら好きって言えばいいじゃない!
爆発しちゃってからじゃ、遅いんだよ?
『馬鹿と大好きは同意語です』
事件はこのアッシュフォード学園にて起こった。
その日は枢木スザクが学園に復帰した記念のパーティ…という名のミレイ的用語で訳すなら『スザク君復帰記念にパーッと騒いじゃおうパーティ』で…あった。
主役のスザクはもちろん、生徒会の面々は全員参加。
学園の生徒達もほとんど参加し、その他外部からの人間も参加しているかなりフリーダムなパーティだった。
すべての始まりは、この男とこの男が出会ってしまったことに始まる。
いや、ある男を挟んで出会ってしまったのが禍だったのか。
「そろそろ手、離したらどうだ?」
「そっちこそ」
ばちばちと火花散る睨み合い。
間に1人挟んだ形で、男と男が手を引き合う。
周りには不穏なオーラが流れていた。
間に挟まれた男は小さく溜息をつく。
どうしてこうなってしまったのか、と。
その始まりは、復帰記念パーティにて起こったのだった。