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□ご奉仕は男の夢(ロマン)
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「……」

俺の部屋で何かの雑誌を読んでるスイ。
ベッドに俯せのまま真剣に読んでいる。
俺は上から雑誌を覗き見た。

『ご奉仕は男の夢(ロマン)』

誰だ?
スイにエロ本を与えた奴は?
ってか何だこのタイトルは?
まぁ、否定はしないが…

ロ「スイ」

「あ」

雑誌を取り上げ、パラパラとページ捲る。

ロ「ご奉仕でもしてくれるのか?」

冗談混じりに言ってみた。

「…やっぱりして欲しいの…?」

ロ「否定はしない」

雑誌をそこら辺に置き、ベッドに座りスイの頭を撫でた。

「………」

何が不満なのか、スイは枕を抱き締め寝転がっる。

ロ「何を考えてる?」

「…ローは…やっぱりいい…」

ロ「気になるだろ?
俺には隠し事はするなよ」

枕に顔を埋めるスイに苦笑する。

「…ローは私とHしてて気持ち良いの?」

ロ「…気持ち良いより…幸せだな」

「幸せ?」

ロ「スイは違うのか?」

「?!私も同じです!!」

敬語になるスイ。
俺と二人で居る時に動揺すると敬語に戻る事を最近知った。
あいつらの前で動揺するとタメ口になるスイはハッキリ言って不思議だ…

「でも私だけ気持ち良いのは申し訳ないな…
…ってちょっと思ったり…」

ロ「ちゃんと気持ち良いから安心しろ」

昼間に話す内容ではないが、俺は素直に嬉しかった。
俺の事をちゃんと気にしてくれてる事に…

「…ローが感じてる顔を見てみたい…」

ロ「・・・は?」

こいつ今何を言った?

「………やっぱりダメ?」

ベポみたいに瞳をうるうるさせるな!!
変な所真似しやがって…

ロ「だったら…
お前が俺を攻めるか?」

主導権をスイに渡す…
これはこれで面白そうだ…

「/////」

何を想像してるのか…
顔が真っ赤なスイに俺は耳元で囁いた…







ロ「俺を好きにしていいぞ?」
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