世界を越えた恋をしましょう

□4人の男A
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夕食とお風呂を終えた私はテーブルで晩酌しながらテレビを見ていた。


ロ「………」


「飲みますか…?」


ロ「あぁ」


お風呂上がりのローさんは髪を拭きながらお酒を見てた…Tシャツにジャージ姿でも格好いいですね…


ぺ「ほら」


グラスを取りに行こうとしたらペンギンさんが持ってきてくれた。


「……ども。
ロック?水割り?」


ロ「ロックだ」


「…………」


焼酎のロックを作りながらペンギンさんが消えていったキッチンの入り口を見る…


「はい」


ローさんにお酒を渡す。

ペンギンさんはあれだね…


「母親…家政婦…?」


ロ「それをペンギンが知ったら怒るぞ…?」


前に座るローさんはお酒を飲みながら此方を見ていた。


父「俺にも一杯頂戴」


ぺ「………」


ペンギンさんは何も言わずにグラスを置き氷も追加してくれた…


「…ペンギンさんは凄いね…」


父「何が?」


「あんなイケメンで家庭的な男性は珍しくない?
ペンギンさんみたいな男性を婿にしたいよ」


父「婿〜?嫁には行かないの?」


「こないだ酔って私に嫁に行っちゃやだ〜って泣いてたのは誰かな〜?」


父と以前飲んだ時に結婚の話になった事を私は覚えてるよ…ふふっ。


ユ「…ったく狭い風呂だな」


キ「我が儘を言える立場ではないぞ?」


ユ「わーってる」


リビングに上半身裸のキッドさんが髪を拭きながら入ってきた……ヤバイ。
ヤバイヤバイヤバイ…


「…………」


ユ「………なんだよ?」


ソファーに座るキッドさんをジーッと見つめていた…


「キッドさんが相手ならお嫁に行きたいかも♪」


背が高い、筋肉質、髪を下ろした時のギャップ…全てが私のツボだった。


父「なっ…父は反対だぞ!?」


ユ「馬鹿が…」


キ「顔がにやけてるぞ?」


ユ「うるせー」


キッドさんに飲み物を渡すキラーさんも家政婦に見えた…












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