@
□闇よりの使者登場
1ページ/2ページ
嘘でしょ?
マジですか?
何でアンタが此処に居るのよ?
闇よりの使者…
ゴキちゃんよ…?
夏島が近いとか言ってたっけ?
でも、何で船にいるのよ?取り敢えず2丁拳銃を構え、ゴキちゃんに銃口を向けた…
場所は食堂…
時間は昼食前…
食堂には私とゴキちゃんの一対一…
誰か助けて………!!
ゴ「カサカサ」
嫌、何故私に向かって歩く!?
恐怖のあまり私は銃を投げて戦う。
銃を撃つ発想は生まれてくれなかった…
キ「………何してんだ?」
ぺ「………さぁ?」
キャスケット&ペンギンコンビ登場。
私はフランスパンの二刀流でゴキちゃんに対抗していた…
あ、フランスパンは朝食の残りです。
キ「スイ?」
ぺ「ゴキブリが苦手なのか?」
「フルネームで呼ばないで〜ΩÅΩ」
私は涙目で訴える。
が、神は私を嫌いなのだろ…
ゴキちゃんが飛び回るではあ〜りませんか…
「ぃっ…やああああ!!!!!?」
私はフランスパンを投げつけて、食堂から一目散に逃げ出す。
キ「……行っちまった…」
ぺ「あいつにも弱点があったのか…」
マジありえない(`へ´)
何故アイツは飛ぶんだ?
私は無我夢中で走り、甲板に辿り着く。
べ「あれ?スイ。どうしたの?」
ロ「何やってんだ?」
ローとベポは寛いでいたのか、リラックスモードだ。
「ぅわ〜ん!!ロー!!」
私はおもいっきりローに抱き付いた。
ローは難なく受け止めてくれて、頭を撫でてくれる。
ロ「何があった?」
べ「スイ?」
「………ゴ」
ロ&べ「ゴ?」
「…ゴキ…」
…スイの言いたい事は大方予想出来た。
こいつにも怖い物があったんだな…
…まぁ俺に抱き付くとは可愛い奴だ。
俺の背中にしがみ付いては震えているスイの背中に左腕を回し、右手で頭を何度も撫でてやった。
べ「スイは虫が駄目なの?」
「……絶滅して欲しい…」
べ「生態系崩れちゃうよ?」
「………崩れていいもん……」
イヤ駄目だろ…
…たが、普段敬語のスイの語尾が「もん」になっていて俺は可笑しくなりそうだった…