世界を越えた恋をしましょう

□ローと二人乗りしましょう
1ページ/4ページ









「夕食の買い出し行ってくるから、留守番よろしく」

あれから顔を洗い、寝癖を髪を結ぶ事で誤魔化して、Tシャツにパーカー、ジーンズに着替える。
携帯、煙草をポッケトに入れて、財布を持つ。

ロ「俺も連れてけ」

「別に良いけど、自転車だよ?」

ロ「あぁ構わねぇよ」

ローは立ち上がり、刀みたいな物を持っている……

「何それ?刀?」

ロ「ああ」

「本物?」

ロ「お前は馬鹿か?
偽物持ってどーすんだよ?」

「馬鹿言うな
そんな物騒な物は置いていって」

ロ「何故だ?」

「捕まるから。
此処では人を傷付ける物は一部の人を除いては所有するだけで逮捕されるから」

ペ「ほう?」

キ「マジかよ?」

「マジです」

ベ「此処は平和な場所なの?」

「平和な国よ。
まぁ完全完璧な平和とは言えないけどね」

一応犯罪は起こる。
でも武器を持たなきゃならない程治安は悪くないからと説明する。

ロ「…分かった…」

しぶしぶだが、刀を置くローに苦笑いする。

「んじゃ3人は留守番お願いね。お土産買ってくるから」

「「「いってらっしゃい」」」

3人に手を振ってはローと一緒に家を出た……





「自転車乗れるの?」

ロ「当たり前だ。
あっちにもチャリぐらいは在る」

「じゃあ帰りは運転よろしく」

行きは良いけど、帰りは荷物が在るからローに押し付ける♪

ロ「嫌だ」

「何でー?」

ロ「疲れる事は嫌いだ」

「居候でしょ?」

ロ「関係ないな」

「じゃあ留守番してて」

ロ「嫌だ」

「ちょっ!?どんだけ俺様なの!?」

ロ「俺はこういう人間だ。覚えとけ」

……海賊は俺様で我が儘なのは間違って無かったね…

「……振り落としてやる……」

ロ「あ?出来るもんならやってみろ」

「一々ムカつくな〜」

自転車に乗ると後ろの荷台に当然の如く乗るロー。

「んじゃあ、行くよ?」

ロ「ああ」

ローが乗ってるのにあんまし重くない現実が癪に触った…
ローって体重何sなの?







ぺ「やっと行ったか」

ベ「何かキャプテン楽しそうだね」

キ「意外に雫に惚れたりしてな」

こんな会話が有った事なんて当然知る由もなかった…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ