世界を越えた恋をしましょう

□ローと花見酒しましょう
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今宵は満月の夜。
夜空に桜が見事に映え、月明かりが美しく照らす…

こんな日はお酒を飲むに限る。
毎日飲んでるじゃんなんて突っ込みは無しよ?

日本酒とお猪口を持っては、庭に咲いてる桜の真下に向かう。
酒はそこら辺に置き、取り敢えずは桜を見上げながら煙草を一本♪

盛大な桜と静寂な夜空のコラボは一年に一度という事もあるが、何もかも忘れてしまう程の美しさだ…

「………」

木の幹に背を預けては座り込み、日本酒をお猪口に注ぐ…

「くぅ〜〜〜」

美味い♪
美しい物を眺めながらのお酒は格別だね♪

ロ「美味いな」

「でしょ?
口当たりまろやかで飲みやすいでしょ………って何で居るのよ?」

何故居る?
しかも日本酒をラッパ飲みするな

ロ「あ?
んなもん、あわよくば酔ったお前を……」

「帰れ」

皆まで言うな。
このエロスめ…

ロ「俺に命令するな」

隣に座り、日本酒を飲み始めるロー。

「ちょっ…全部飲まないでよ?」

ロ「だから命令するな」

何様だーーー!?

「………ったく」

真上にある桜を眺めながら、お猪口を傾ける。
空になったお猪口をローの前に出す。

「注いで」

ロ「俺に命令するとは相変わらず良い度胸だ」

お猪口に酒が注がれ、私は再び桜を見上げる。

ロ「良い眺めだな」

桜を見るローは悔しいほど格好良く、綺麗だと思った…

「………」

黙ってれば良い男なのに…

ロ「何を考えてる?」

「ローの事」

ロ「……誘ってんのか?」

………んなっ///
私は何を今言った!?///

「ちっ違っ///
そう意味じゃなくて!!」

何かこんなに必死に否定すると、逆に肯定してるみたいじゃん///

ロ「肯定するか?」

「…………声に出してた?」

ロ「おもいっきり」
























……我自滅……
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