世界を越えた恋をしましょう
□ローと花見酒しましょう
1ページ/3ページ
今宵は満月の夜。
夜空に桜が見事に映え、月明かりが美しく照らす…
こんな日はお酒を飲むに限る。
毎日飲んでるじゃんなんて突っ込みは無しよ?
日本酒とお猪口を持っては、庭に咲いてる桜の真下に向かう。
酒はそこら辺に置き、取り敢えずは桜を見上げながら煙草を一本♪
盛大な桜と静寂な夜空のコラボは一年に一度という事もあるが、何もかも忘れてしまう程の美しさだ…
「………」
木の幹に背を預けては座り込み、日本酒をお猪口に注ぐ…
「くぅ〜〜〜」
美味い♪
美しい物を眺めながらのお酒は格別だね♪
ロ「美味いな」
「でしょ?
口当たりまろやかで飲みやすいでしょ………って何で居るのよ?」
何故居る?
しかも日本酒をラッパ飲みするな
ロ「あ?
んなもん、あわよくば酔ったお前を……」
「帰れ」
皆まで言うな。
このエロスめ…
ロ「俺に命令するな」
隣に座り、日本酒を飲み始めるロー。
「ちょっ…全部飲まないでよ?」
ロ「だから命令するな」
何様だーーー!?
「………ったく」
真上にある桜を眺めながら、お猪口を傾ける。
空になったお猪口をローの前に出す。
「注いで」
ロ「俺に命令するとは相変わらず良い度胸だ」
お猪口に酒が注がれ、私は再び桜を見上げる。
ロ「良い眺めだな」
桜を見るローは悔しいほど格好良く、綺麗だと思った…
「………」
黙ってれば良い男なのに…
ロ「何を考えてる?」
「ローの事」
ロ「……誘ってんのか?」
………んなっ///
私は何を今言った!?///
「ちっ違っ///
そう意味じゃなくて!!」
何かこんなに必死に否定すると、逆に肯定してるみたいじゃん///
ロ「肯定するか?」
「…………声に出してた?」
ロ「おもいっきり」
……我自滅……