戦国無双夢

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「…………」


半「zzz」


何故半兵衛が私の布団に?
私の身体に抱き付いては気持ち良さそうに眠ってるし…
で、私も無意識に半兵衛の背中に腕を回していて、所謂抱き合って眠っていたのだ。


半兵衛を起こさないように腕を解き、布団を出る。
着替えを持って静かに部屋を出た。

洗面所で着替え、洗顔とスキンケアをする。
腰まである髪を結ぶ。


「おはよう」


幸「おはようございます」


清「おはよう」


三「フン…」


居間に行くと幸村達が既に起きていた。
朝から三成はツンデレ全開と(笑)


「政宗、おはよう」


政「うむ。米は炊いといたぞ」


炊飯器の使い方を教えた甲斐があったわ…
しかも炊飯器一個じゃ足りない為、土鍋での炊き方も教えたが其方もマスター済み。

朝食の材料を買いに行く予定だったが、面倒なので残り物で作ろう。
豆腐と増える若布で味噌汁を政宗に作ってもらい、私はだし巻き卵を作る。
後は梅干し、漬物、味付け海苔でOK。
魚が欲しいが我慢してもらおう。


親「半兵衛が見当たらないが知らないか?」


料理を並べていたら元親が現れて私達に問い掛けてきた。


「半兵衛なら私の部屋で寝てるわよ」


「「「「なっ!?」」」」


元親以外の武将達が一斉に私を見る。


三「貴様…何を言っているのか分かっているのか?」


清「半兵衛様も半兵衛様だ…ったくあの人は…」



不機嫌オーラを纏う二人。幸村は何か顔を赤く染めてるし、政宗も何か様子が変だし…


半「ふわぁ〜良く寝た。
わ、美味しそう」


タイミングを計ったかのように現れる半兵衛。
三成と清正の強烈な視線を無視してテーブルに並ぶ料理に興味を示す半兵衛。

さらに怒りを露にする三成と清正。
うわぁ…半兵衛って天然?否、腹黒かしら?


親「半兵衛」


半「何?」


親「俺達は世話になってる身…あまり悪ふざけはするな」


元親の言葉は静かだが重みがあった。


半「やれやれ…分かってるよ」


パクっとだし巻き卵を摘み食いする半兵衛…反省してないな…


そんなこんなで朝食の準備完了。












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