戦国無双夢
□家族増員
1ページ/5ページ
設定
*一家で戦国の大阪にトリップ。
*ヒロインの母が妊娠中で臨月。*大阪の城下町に住み、武将達とも再会済み。
*半兵衛生存中です。(ゲーム設定無視)
ではお話を↓
―赤ちゃんが無事に産まれてきますように…
あ、母もよろしくね…神様―
「…………」
母が臨月に入ってからの私の日課は近くの神社にお参りする事だった。
初日は一人で参拝していたが、皆に女が一人で出歩くなと怒られてしまい、私の隣では清正が一緒に手を合わせてお祈りをしてくれていた。
清「もういいのか?」
「うん。付き合ってくれてありがとう」
朝の静かさが心地好い参道を歩きながら清正に礼を言う。
清「気にするなよ」
武器を肩に掛けながら笑う清正。
昨日は三成で一昨日が正則だった。
正則とは此方に来て出会ったが、ノリの良い性格で直ぐに打ち解けた。
勿論二人も一緒にお祈りをしてくれて私は心底嬉しかった…信仰心が無さそうな三成には特に(苦笑)
清「今日は忙しくなるな」
「そうね」
今日は母が大阪城に行く日。
半兵衛の計らいで大阪城で出産する事になった。
秀吉さんとおねねさんも快諾してくれ、しかもお産に必要な物資も用意してくれていた。
「皆には本当に感謝だわ」
大阪城ではおねねさん筆頭に女中さん達も手伝ってくれる…
私達家族と同等…いやそれ以上に盛り上がりを見せる大阪城であった。
清「家族が増えるんだ…当り前だ」
「そうね」
清正の家族発言に優しさが込められていて私は素直に笑顔になっていた。
母「今日からお世話になります」
ね「何かあったら遠慮しないで言ってね」
大阪城の離れで母とおねねさんが挨拶をして、父は秀吉さんに挨拶するため天守閣に行っていた。
半「何か戦以上の団結を感じるな」
「ふふっ」
半兵衛の部屋でお茶を飲んでいた。
陣痛が起こらない限りやる事は無い。
出産準備は全て完了で後は赤ん坊待ちであった。
。