戦国無双夢
□*二重奏
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射ぬくような視線が私の理性を壊す。
帯を解かれ、夜着の白い布が褥代わりに私の背中に敷かれていた。
「良い眺めだな」
仰向けで足を開く私に跨り額同士が重なる…
今、私達は互いに自慰をしていた…
左手で秘所を開き、右手で溢れる蜜で指を濡らしてそのまま陰核を触れては淫らな姿を元親が凝視する。
元親も猛る自身を擦りながら呼吸を乱し、真ん前で快感で歪む顔が更に興奮を呼ぶ。
「…っあ…ふぁ…ああ…」
「…もっと乱れろ…もっと俺に見せろ…」
元親の左手が頭の横に置かれ、そのまま髪を撫でられる。
乱れた息が互いの唇に当たる程の距離。
「…や…っ…イッ…ちゃ…」
段々と激しくなる自分の指使いに身体が震える…
厭らし水音が鼓膜を、男女の生々しい香りが鼻腔を刺激する…
「鈴…っ!!」
「…ぁぁぁっ…」
大きく身体を震わし達する表情を元親が瞬きせずに見つめ、後から元親が追い掛ける様に果てると熱い液が私のお腹に掛かり、元親の感じてる表情をぼんやり見つめていたが、脳裏には鮮明に残っていた…
「…お前の中に入りたい…」
果てたばかりなのに衰え知らずの元親自身の先端が果てた余韻でピクピクしてる秘所に当たる…
「…あ、待っ…んんっ」
「…待てない…」
拒否の言葉を口付けで封じられ、元親自身がゆっくりと入ってくると、力が入らない身体はすんなりと全部受け入れていた。
「んっーーー!!」
唇が離れる事を許さず、嬌声は口内に留まる。
大きな手が私の手に重なり、蜜で濡れてる事も気にせずに指を交差する…
律動を繰り返す度に熱くて苦しい…
けど再び奥から快感が現れ、握る手に力が入ると唇が離れる…
「あああっ…ひぁぁ…」
「…締め付け過ぎだ…くっ!!」
快感で頭を反らすと無防備な首筋に唇を落とし、赤い跡をいくつも残す…
「やぁぁぁ…もうだ…めぇ…!!」
身体が震えると腰の動きを速める元親の声や呼吸に余裕が無い。
「はっ!!…鈴っ…!!」
結合部からの粘着性の強い水音が激しさを増し、身体が大きく震えては痙攣をした…
「ふぁああああ…!!」
絶頂の瞬間に震える身体を力強く抱き締められ、私も広い背中に抱き付き快感に耐えるが、中でドクドクと注がれる熱い液に赤ちゃんが出来るかもと他人事の様に思っていた…
「くっ…!!」
脱力感に襲われ二人して褥に倒れる。
額や頬に口付けをされると幸せで笑みが浮かぶ。
「…大好き…」
「俺は愛してる」
汗を流しながら妖しく笑う元親の甘い言葉に頬が赤く染まる。
正直私は「好き」は言えるが「愛してる」は恥ずかしくて言った事は無い。
「今更照れるのか…?可愛い奴だな…」
で、元親は全てを理解した上で私をからかう…
「…意地悪…」
「俺はただ愛を囁いてるだけだ」
耳元で再び愛してると低く甘い声で囁かれた…
言うのは苦手だけど言われるのも苦手なのよ…
「鈴は言ってくれないのか?」
聞かせてくれと切なげに言われて、本当にズルいと思った…
重なる視線が辛くて瞼を閉じ、顔を背けるが元親が許さず…
「俺を見ろ」
顎を取られ瞼を開ける。
「私は…」
逃げられないと諦めた私は元親の耳元で凄く小さく囁いた…
「好き、大好き…」
ギュッと抱き付きながら顔を見られない様に呟く。
「…愛してる…」
恥ずかし過ぎる…
顔が真っ赤なのが分かる…
「鈴」
「……何?」
「俺も愛してる」
今迄で一番強い抱擁と極上のキスに自然と涙を流していた…
終
ヒロインの性格を可愛くしてみました。
駄文でした(__;)